CLP-745(ヤマハ)の口コミや評判
CLP-745(ヤマハ)(ヤマハ株式会社)
住所:静岡県浜松市中区中沢町10番1号
TEL:053-460-1111
今回紹介するヤマハCLP-745はヤマハのCLP-700シリーズに分類され、繊細なタッチで音色を変化できるのが魅力です。電子ピアノとはいったものの、グランドピアノとは引けを取らない表現力で、練習で使用するには充分すぎる性能を持っています。今回はそんなCLP-745の魅力を鍵盤、音源、スピーカーの観点から解説します。
もくじ
CLP-745(ヤマハ)の基本情報
ピアノの特徴 | むく材を使用した「グランドタッチ-エス™鍵盤 木製鍵盤」を採用。本格的で上質な佇まいとコンパクトでモダンな佇まいを両立したデザイン。 |
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その他の機能 | 「バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)」、「バイノーラルサンプリング / ステレオフォニックオプティマイザー」、Bluetooth® オーディオ・Bluetooth® MIDIなど |
仕様 | 鍵盤種 グランドタッチ-エス鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き タッチ感度 ハード2、ハード1、ミディアム、ソフト1、ソフト2、固定 ペダル機能サステイン(スイッチ)、サステイン(連続)、ソステヌート、ソフト、 ピッチベンドアップ、ピッチベンドダウン、ロータリースピード、バイブローター、 ソングスタート/一時停止 |
本体サイズ(H×W×D) mm | 927 ※譜面立てを倒したときx1,461×459 |
重量 | 60 kg |
問い合わせ | 電話、問い合わせフォーム、LINE |
会社情報 | ヤマハ株式会社 静岡県浜松市中区中沢町10-1 |
グランドピアノ特有のタッチを再現した“グランドタッチ-エス鍵盤”
グランドタッチーエス鍵盤とはダイナミックレンジを弾き手が最大限に活かせるようになった鍵盤で、タッチに応じて音色や音量を自由に変化できることに加えて、弾き手のイメージである繊細さや雄大ななどの表現を実現できます。ダイナミックレンジとはピアノが出せる最大音量と最小音量の幅のこと。
このレンジが広ければ広いほど演奏の表現や曲の再現度が高くなるといえます。またグランドピアノ特有の鍵盤の重さや弾きを再現するために「エスケープメント」という機構を搭載。エスケープメントを搭載することにより、打鍵時にハンマーが瞬時に離れ、大事な弦の振動を止めないため、豊かな響きを実現しています。
多彩な音色の表現が可能な“グランド・エクスプレッション・モデリング”
ヤマハのCLP-745は音色にもこだわりを持っています。そこで搭載されているのがグランド・エクスプレッション・モデリングです。通常のグランドピアノが豊かな音色を発音できるのは、ハンマーや弦、ダンパーなどの機構の影響もありますが、それ以上に演奏者のタッチが重要です。
演奏者は音色を変化させるために鍵盤を押してから離すまでの時間に限らず、鍵盤を押すスピードや鍵盤の押し込む深さまでを自在に使い分けています。その演奏者のタッチに伴い、音色を変化させることができるのがグランド・エクスプレッション・モデリンです。素早い動きのトリルも押し込む深さによって表現を変えられるうえ、レガートなどのゆったりとした表現も自在に奏でられるようになっています。
世界的に有名な2種類のグランドピアノの音を内蔵
ここではCLP-745の音色の秘密を解き明かします。
世界手に有名なグランドピアノ2種とは
CLP-745には世界的に有名な2種類のコンサートピアノの音を選べます。
1つ目がヤマハ:CFXです。ヤマハの頂点とされるこのピアノは世界的なピアニストからも賞賛の声を得ています。
2つ目がウィーンのベーゼンドルファー社から発表されているインペリアルです。インペリアルはイタリアの作曲家であるブゾーニがオルガンの曲を編曲した際、従来のピアノよりも低い音が必要だったからといわれています。音色は木の温かみを感じるのが特徴で、派手ではないが、コンサートホールでよく響き、弦楽器との相性がよいといった印象です。
この世界最高峰のモデル2種を一台で弾くことができるのがCLP-745のすごいところですね。
バーチャル・レゾナンス・モデリング
ピアノの豊かな響きを実現するには楽器全体が共鳴することが必要不可欠。その音を再現するためにCLP-745にはバーチャル・レゾナンス・モデリングという技術が使われています。鍵盤を押し込んだ瞬間や、ペダルを踏んだ時、鍵盤を強く叩いた時など、その状況に合わせて共鳴音を響かせることで、さまざまな音色を作ることができます。
バイオノーラルサンプリングとステレオフォニックオプティマイザー
ここではCLP-745で使用されているサンプリング方法と、音色を保つシステムについて解説します。
・バイノーラルサンプリング
バイノーラルサンプリングとはダミー人形の耳の位置にマイクを取り付け、ピアノの音を収音する技術のこと。バイノーラルサンプリングを使うことによって、ヘッドホンを利用してもピアノの響きを損ねることなく、練習が可能です。
・ステレオフォニックオプティマイザー
ステレオフォニックオプティマイザーは、先ほど紹介したピアノであるCFXとインペリアル以外の音を使用して練習する際に、3D的に音が広がるようになる技術です。
レッスン時に役立つ機能が充実
ここではCLP-745に搭載された便利機能について紹介します。
レッスン曲を多数内臓
ピアノ教則本であるブルクミュラー、バイエル、ハノンなどのレッスン曲を計303曲内蔵しています。テンポの変更はもちろんのこと、片手での練習にも対応しています。またメトロノーム機能もついているためテンポキープの練習ができます。
Bluetooth接続が可能に
CLP-745ではBluetooth接続が可能であるため、曲を流しながら演奏したり、スピーカーとして部屋に曲を流したりして利用できます。
無料アプリの利用もおすすめ
無料アプリであるスマートピアニストをダウンロードすれば、内臓曲である教則本の楽譜を見ることができます。また無料アプリから楽器本体の操作もできるため、いろいろな機能を利用したい方には便利です。
まとめ
今回はヤマハCLP-700シリーズのCLP-745を紹介しました。まとめるとCLP-745のスペックは以下の通りです。
・鍵盤:グランドタッチ-エス鍵盤により繊細な演奏が可能に
・モデリング:グランド・エクスプレッション・モデリングによってグランドピアノを再現
・音色:CFXとインぺリアルの音を収録
・スピーカー技術:バイノーラルサンプリングで3D的な立体感を演出
・レッスンで役に立つ練習曲が303曲+無料アプリが優秀
購入を検討している方は、一度店舗にて試奏をしてからの購入をおすすめします。