電子ピアノの寿命とは?大切に使うためのメンテナンス方法をご紹介!
電子ピアノは、アップライトピアノより機能が多く、価格もリーズナブルで手に入れやすいのが特徴です。せっかく手に入れた電子ピアノ、できるだけ長く使いたいものでしょう。電子ピアノの寿命や正しいメンテナンス方法を知りたい、という方も多いはず。そこで、この記事では電子ピアノの寿命、メンテナンス方法について紹介します。
電子ピアノの寿命ってどれくらい?
電子ピアノの寿命は、一般的に10年から20年程度とされています。しかし、実際の寿命はさまざまな要因によって異なるのです。いくつかの要因をご紹介します。
使用頻度
電子ピアノの使用頻度が高いほど、寿命が短くなる傾向があります。頻繁に演奏や練習を行う場合、キーやペダルなどの摩耗が進みやすくなるのです。
メーカーの品質
メーカーや製品の品質にも大きな影響があります。高品質な電子ピアノは一般的に寿命が長いです。信頼性の高いメーカーから購入しましょう。
メンテナンス
メンテナンスや定期的なクリーニングを行っていないと、電子ピアノの寿命を縮めてしまいます。チリや汚れが部品に侵入するのを防ぐことが重要です。
電子ピアノを大切に使うためのメンテナンス
電子ピアノは鍵盤にカバーをかけてホコリを防いだり、使用後は丁寧に拭いたり、日頃のお手入れが重要です。しかし、内部にまで手は届きません。
内部のチェックができるのは修理業者だけです。自分でできるお手入れに加えて、定期的にプロの修理業者にメンテナンスを依頼すると安心でしょう。
鍵盤にカバーをかける
鍵盤に蓋がないタイプの電子ピアノは、使用しないときは鍵盤にカバーをかけるなどして、鍵盤にホコリが入らないように気をつけましょう。ホコリによる汚れや、内部の部品の故障を防ぐ効果があります。
使用後は丁寧に拭く
電子ピアノを使用したあとは、汚れを丁寧に拭き取ります。常に清潔に保てるように心掛けましょう。
修理業者にメンテナンスを依頼する
鍵盤にカバーをかけたり、丁寧に拭いたり、などの日頃の手入れに加えて、プロによる定期的なメンテナンスを依頼するのがおすすめです。
電子ピアノは電子機器のため、プロの修理業者に内部の部品が破損・故障していないかをチェックしてもらうことで、故障があっても早めに対応できるため、電子ピアノの寿命が延びるでしょう。
電子ピアノの寿命を延ばす秘訣
丁寧に扱ったり、設置する場所の環境に注意したり、日頃から気をつけることで、電子ピアノの寿命が延ばせます。以下で、電子ピアノの寿命を延ばす秘訣を詳しく解説しましょう。
乱暴に扱わない
電子ピアノのペダルを強く踏んだり、鍵盤を強く叩いたりするような、乱暴な扱いはやめましょう。電子ピアノは電子機器のため、とても繊細です。
乱暴に扱うと、内部の部品が破損・故障する可能性もあるため、注意しましょう。日頃から丁寧に扱うように心掛けることが大切です。
また、電子ピアノの上に物を置くのも避けましょう。重さによってゆがみが生じ、内部の部品にまで影響する可能性があります。
設置場所の環境に注意する
電子ピアノを設置する場所の環境に注意することは、重要なポイントです。設置する場所によっては、故障や劣化するスピードが早くなるため、注意しましょう。
電子機器である電子ピアノは熱に弱いため、直射日光があたる場所への設置は適していません。直接日光があたることにより、内部の部品の故障や色褪せがおこり、劣化が早くなります。
また、電子ピアノは結露にも注意が必要です。水分が内部の部品や木製の部分に付着すると、カビの発生や故障の原因になります。
さらに、風通しの悪い場所やエアコンの風が直接あたる場所、ストーブなどの暖房器具、加湿器の近くなど、温度や湿度が変化しやすい場所への設置は避けることが大切です。
おまけに、不安定な場所に設置してしまうと、転倒するおそれもあるため非常に危険です。電子ピアノの寿命を延ばすためには、設置する場所の環境を整えることが大切です。
不調には早めに対応する
電子ピアノの不調を感じたら、早めに修理業者に修理を依頼しましょう。音が出ない、カチカチ変な音がする、鍵盤がスムーズに戻らない、電源が入らないなどの不調には早めに対応することが大切です。
鍵盤の破損やフェルトの劣化、電子回路のゆがみ、内部部品の劣化など、さまざまな原因が考えられます。サービス内容や購入してからの年数によっては、保証期間内で修理できるでしょう。
また、修理や部品の交換で解決することもあります。しかし、部品の供給が終了している場合は、買い替えが必要になるケースもあるため、注意が必要です。業者に依頼する場合は、実績が豊富で信頼できる修理業者に依頼しましょう。
まとめ
この記事では、電子ピアノの寿命とメンテナンス方法についてお伝えしました。電子ピアノの寿命は、約10年~20年です。ホコリが入らないようにカバーをかけたり、使用後に丁寧に拭いたり、普段のお手入れが重要です。
電子回路の劣化はなかなか防ぐことはできませんが、乱暴に扱わないことや設置場所の環境に注意することで、電子ピアノの寿命を延ばせます。電子ピアノを置く場所は、温度や湿度の急激な変化が起こりにくい、風通しのよい場所を選びましょう。
大切な電子ピアノを少しでも長く使えるように、設置場所の環境を整えることや丁寧に扱うことを心掛けてくださいね。