部屋になじむ電子ピアノがほしい!インテリアに合うデザインの選び方

公開日:2025/08/15  

ピアノ インテリア

電子ピアノを置くときに気になるのは、音や機能だけではありません。日々の生活空間に自然となじむデザインかどうかも、選ぶうえで大切なポイントです。電子ピアノは長く使うアイテムだからこそ、インテリアとの相性にもこだわりたいものです。今回は、部屋になじむ電子ピアノを選ぶためのポイントや、おしゃれに見せる工夫について解説します。

電子ピアノのデザインタイプを知っておこう

ひとくちに電子ピアノといっても、そのデザインや構造は多種多様です。まずは基本的なデザインのタイプを知っておくと、自分の部屋やインテリアスタイルに合う一台を選びやすくなります。

一般的な電子ピアノには、大きく分けて「据え置き型」「スタンド型」「ポータブル型」の3つのタイプがあります。

据え置き型

家具のような重厚感を持つ据え置き型は、クラシックなインテリアや落ち着いた部屋に合わせやすく、存在感のあるデザインが特徴です。木目調や艶のある塗装が施されているモデルも多く、リビングのアクセントにもなります。

スタンド型

スタンド型は、軽量でスリムな設計が魅力です。ミニマルな空間や北欧風のシンプルな部屋にフィットしやすく、あまり場所を取らずに設置できます。中にはナチュラルな木の色味や、白やベージュなど淡いカラーを採用したモデルもあり、明るい雰囲気を損なわずに置けるのが魅力です。

ポータブル型

ポータブル型は持ち運びを前提に作られているため、本体のみの設置や、収納しながら使うこともできます。演奏時だけ出して、普段はしまっておけるので、部屋に余計な圧迫感を与えたくない方や、ワンルーム暮らしにもおすすめのスタイルです。

部屋のテイストに合わせたカラー・素材選び

電子ピアノが空間に自然になじむかどうかは、色や質感の選び方にも大きく左右されます。自宅のインテリアスタイルを意識して選ぶことで、ピアノが「浮いてしまう存在」ではなく「空間の一部」として美しく溶け込みます。

ナチュラルテイスト・北欧風インテリアの場合

たとえば、ナチュラルテイストや北欧風のインテリアであれば、ライトウッドやホワイト系のカラーが相性抜群です。明るい色味の木目調の電子ピアノは、壁や床の色と調和しやすく、圧迫感を与えずにすっきりと収まります。

優しい雰囲気の部屋にマッチし、自然光が入る空間ではさらに映える効果も期待できます。

モダン・シックトーンの場合

モダンな雰囲気やシックなトーンの部屋であれば、ブラックやダークブラウンのピアノがよく映えます。落ち着いた色合いの家具やグレー系のインテリアと組み合わせると、統一感が生まれ、空間全体に高級感を演出できます。

塗装の仕上がりにも注目しよう

また、塗装の仕上がりにも注目してみましょう。艶のあるグロス仕上げは高級感があり、ラグジュアリーな空間にぴったりです。一方、マット仕上げのピアノは落ち着いた印象で、カジュアルやナチュラルな部屋になじみやすくなります。

電子ピアノは家具と同じように「視覚的な存在感」があるアイテムです。インテリアと調和させるには、ピアノだけでなく周囲の家具やカーテン、床材の色とのバランスを意識することがポイントです。可能であれば、実際の設置場所の写真を持って店舗で相談することをおすすめします。

圧迫感をおさえておしゃれに見せる工夫

部屋に電子ピアノを置いたとき「なんだか存在感が強すぎる」「ごちゃごちゃして見える」と感じることはありませんか。演奏するための道具としての機能性だけでなく、見た目もすっきりさせることで、より快適にピアノのある暮らしが楽しめます。

ピアノ周辺の整理

まず意識したいのが、ピアノの周辺を整理しておくことです。楽譜やヘッドホン、ケーブルなどが散らかっていると、それだけで雑然とした印象になります。

収納付きのモデルを選ぶ、サイドテーブルや棚を活用して小物をまとめるなど、周囲を整えることで見た目の印象は大きく変わります。

背景の色・装飾に合わせた配置

壁に近い場所に設置するときは、背景の色や装飾と合わせて配置することで空間になじませやすくなります。たとえば、白い壁に白い電子ピアノを合わせると、空間が広く見え、自然な一体感が生まれます。

逆に、ダークカラーのピアノなら、観葉植物や照明などを組み合わせて重さをやわらげる工夫もおすすめです。

電子ピアノの高さにも着目しよう

高さにも注目してみましょう。背の高いモデルを選ぶと、視線を遮る要素が増え、圧迫感が出ることがあります。一方で低めのスタンド型を選ぶと、視界が広がり、部屋がすっきりと見えやすくなります。

照明の工夫

照明の工夫も、ピアノの印象を大きく左右します。間接照明やピクチャーレールを使って、ピアノの周りをやさしく照らすと、楽器の存在がインテリアとして引き立ちます。

夜の時間帯には、ライトアップされたピアノが部屋の主役になるような効果も期待できます。

まとめ

電子ピアノは演奏するための道具であると同時に、毎日の生活空間に置かれる「インテリアの一部」でもあります。見た目やサイズ、色、素材、設置方法などにこだわることで、音楽と暮らしが自然に寄り添う空間が生まれます。選ぶ前に、自分の部屋の雰囲気や家具との相性をイメージしてみることが大切です。白や木目、黒などの基本カラーだけでなく、質感や仕上げにも目を向けて、自分の生活スタイルに合う一台を探してみてください。置き方やまわりの収納、照明などを工夫すれば、より洗練された印象の空間づくりが叶います。音楽もインテリアもあきらめたくない人にとって、電子ピアノは心地よい日常を支えるパートナーとなってくれるはずです。

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

会社名 株式会社河合楽器製作所 住所 静岡県浜松市中央区寺島町200番地 電話番号 03-3409-2511 「ES60」は、カワイが手掛ける軽量・コンパクトなポータブル電子ピアノです。本格
続きを読む
電子ピアノは処分のハードルが高く、どのように捨てたらよいのか悩んでいる方が少なくありません。コンパクトとはいえ一人で持ち運べるものではないため、いざ処分しようと思っても運び出せないと困ってい
続きを読む
電子ピアノは一度購入すると、なかなか買い替えることはありません。だからこそ、後悔しないように、慎重に選ぶことが大切です。そこで今回は、購入をおすすめしない電子ピアノの特徴やおすすめのメーカー
続きを読む